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2023.2/14(火) New OPEN

PERIODONTAL DISEASE

歯周病

歯周病|新潟市江南区船戸山の歯医者 - シュウデンタルクリニック

歯周病

歯周病とは

歯周病

歯を失う原因・全身疾患にも関係する感染症
歯周病とは、歯周病菌による感染症であり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けていく病気です。現在成人の約80%が罹患しており、抜歯になる原因の第1位です。
歯周病の特徴は、痛みがなく静かに進行していくことです。歯ぐきに炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなっていくと、腫れたり、グラグラしたり、ものが噛めなくなり、最後には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病は、多くの大人がかかっている病気ですが、子どもも歯周病にかかります。子どもの場合、多くが歯肉炎ですが、深刻でない子どもの歯周病もそのままにしておくと大人になってから歯を失う原因となる歯周病へ移行してしまう可能性があります。

近年、歯周病は大切な歯を奪ってしまうだけでなく、全身疾患とも深い関わりがあることがわかってきました。歯周病菌が肺や血液を通じて全身をめぐり、糖尿病や動脈硬化、肥満などさまざまなトラブルを引き起こすことがあります。
このように、歯周病は口だけでなく、全身の健康の面からも、早期発見や予防が大切とされています。
シュウデンタルクリニックで定期検診・メインテナンスして健康を維持しましょう。

こんなお悩みありませんか?

  • 朝起きた時に、口の中がネバネバする
  • 歯を磨いた時に血が出る
  • 口臭が気になる
  • 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
  • 硬いものを噛むと痛む
  • 以前に比べて歯が長くなったような気がする
  • 歯がグラグラする
  • 歯が浮いているような気がする
  • 歯ぐきが赤く腫れる、膿が出る

歯周病の影響

歯周病の影響

お口の中で留まらない歯周病の影響
歯周病は全身疾患と深く関係しています。
歯周病は口内の感染症ですが、歯周病菌は血管を介して全身を回ることができてしまいます。糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・早産など、その影響はお口の中だけに留まりません。
また、歯を全て失ってしまった人は抑うつや認知症が発症しやすくなるという報告もされているため、「歯を失う原因第1位」の歯周病の方は特にリスクが高いと言えます。
お口の病気だからと軽視せず、全身の健康を守るためにも早めに治療・予防しましょう。

動脈硬化・心臓疾患

歯周病菌などの細菌が血管に入り込む際に生じる刺激によってできた物質が、動脈硬化を引き起こす要因の一つとされています。また、その刺激は血液の通り道を細くする沈着物を血管内に作ってしまうため、心臓疾患のリスクも上げてしまいます。動脈硬化や心臓疾患は命にも関わるため、引き起こす危険性のある歯周病は早めに治療をしましょう。

糖尿病

糖尿病を患っている方は、通常よりも歯肉炎・歯周炎に感染していることが多く、さらに歯周病の悪化で糖尿病の症状も悪化すると言う調査報告があることから、歯周病と糖尿病は、密接な関係を持つ生活習慣病だということが立証されました。また、歯周病の治療で糖尿病が、糖尿病の治療で歯周病が改善される相関関係があることもわかってきました。

早産・低体重児出産

歯周病菌は血管を介して全身を回るため、妊婦さんが歯周病だと、胎児に感染してしまう恐れがあります。早産や低体重児出産は、高齢出産やアルコール・タバコなどよりも歯周病が原因となる危険率の方がはるかに高く、7倍とも言われています。生まれてくる赤ちゃんの健康と、母子ともに安全な出産をするためにも、歯周病を治療・予防しましょう。

当クリニックの歯周病治療

症状の検査(歯周病検査)

1.症状の検査(歯周病検査)

現歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットの溝の深さを測ります。その他に、歯ぐきの腫れや出血の有無、歯のぐらつき度、骨の溶け具合、歯石の有無などを調べます。

ブラッシング指導

2.ブラッシング指導

現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解した上で、正しいブラッシング方法を学んでいきます。

スケーリング・ルートプレーニング(歯石除去)

3.スケーリング・ルートプレーニング(歯石除去)

2.と同時並行で進めていきます。歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯に付着しておりそれ自体の病原性はありませんが、表面がでこぼこしていて、歯垢が付きやすいため、一般的に超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます。痛みがある方は麻酔をする場合があります。

フラップ・オペレーション(歯周外科)

4.フラップ・オペレーション(歯周外科)

歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深い場合には、ポケットの外から器具で歯垢や歯石を取り除くことは不可能です。このような場合には、歯肉を開いて歯根を露出させ歯垢や歯石を取り除きます。

メインテナンス

5.メインテナンス

治療が終わった後に継続して、良い状態を維持することをいいます。そのためには、歯科医師のチェックと歯科衛生士による専門的なお口の清掃(クリーニング)を定期的に行います。最低でも半年に1回は定期的にチェックを受けましょう。進行した歯周病の治療が終わった方は、1~3ヶ月のサイクルで来院し安定した歯ぐきの状態を管理していくことが大切です。

歯周病の進行度

軽度歯周病(歯肉炎・歯周炎)

軽度歯周病(歯肉炎・歯周炎)

[治療:スケーリング]

軽度の歯周病の場合、専用の器具で歯垢や歯石を除去する「スケーリング」で改善することができます。ご自宅でのセルフケアでは取りきれないお口の中の細かい隙間など隅々までクリーニングしていきます。
蓄積した汚れをしっかりと取り除くことで、歯周病の進行を抑制したり予防の効果もあるため、定期的に受けることをおすすめしています。

中度歯周病(歯周炎)

中度歯周病(歯周炎)

[治療:ルートプレーニング]

歯周病が中度まで進行してしまうと、歯と歯ぐきの境目の奥深くの根(ルート)にも歯垢や歯石が付着している状態になります。その場合はスケーリングと合わせて「ルートプレーニング」という治療も行います。
ルートプレーニングでは、歯周病菌に感染してしまった歯質を削り取り、表面を滑らかに整えるため、歯の表面がツルツルになり歯垢などの汚れが付着しにくくなります。

重度歯周病(歯周炎)

重度歯周病(歯周炎)

[治療:歯周外科など]

スケーリングやルートプレーニングでは汚れがとりきれないほど歯周病が重度まで進行してしまった場合、歯茎を切開してクリーニングを行う外科的な処置が必要になる場合があります。また、歯周病により溶けてしまった骨の回復を図る歯周組織再生治療や、腫れが引かなくなってしまった歯茎の除去など、症例に合わせて適宜対応していきます。

歯周組織再生療法

今までの歯周治療では、歯が抜けてしまう前に、これ以上病気が進行しないように止めることだけで元の状態に戻すことはほとんど不可能でした。ところが最近では、歯周病により破壊された歯の支持組織を再生させ、歯を出来るだけ元の健全な状態に戻す治療法があります。この治療法を歯周組織再生療法といいます。
大変魅力的な治療法ですが、すべてのケースに適応できるわけではありません。詳しくは一度ご相談ください。